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あけましておめでとうございます!本年も宜しくお願い致します^^

さて今日はとびっきり重大ニュースですよ〜
っとその前に!年末頃から私の心を躍らせまくっていることについてお話をしたいと思います!

ここ数年のわたしのもっぱらの関心ごとは「教育」です。今日も教育のお話をするんですが、教育の話なのに、表現やアートのこと、それから生き方のことをお話することになると思うので、どれか一つでも興味があれば、是非!最後まで読んでくださいね。

2007年の秋、 "本当のアート" というものに出会ってからかれこれ8年ほど経とうとしています。わたしにとっての "本当のアート"、それは一般にアウトサイダーアート(フランス語ではアール・ブリュット)と呼ばれるもので、美術教育を受けていない人がそのピュアな感情のままに超ユニークな方法でこしらえたもの…と定義されています。「線路沿いの宝島」という記事でピックアップしたおじちゃん覚えてますか???分かりやすくいうと、彼のような人々のことです!作家たちはアート作品を作っているというわけではなく、毎日生きること=何かを作り出す…ということなわけです。わたしはこの表現を知った時、産まれてから一度も感じたことがない衝撃が身体全身を走ったことを今でも鮮明に覚えています。一言でいうとただただNO IDEA!わたしの世界には一切なかったものだったからです。でもそれに出会ったことで、自分はかなり救われ、表現とは何か、自由とは何かという問いへの答えを見つけることができたのでした。

そして2015年12月、第2の衝撃が走ります。それは「サドベリー教育」というものを知った時でした。オルタナティブスクール関係の本などでは、モンテッソーリ教育やシュタイナー教育と並列して名が挙がっているのでそんなにマイナーではなさそうなのですが、わたしはこれまで一切知ることなく、教育の世界に身を置いていました。わたしがまさに目指していた教育環境を、ボストンにあるサドベリーバレースクールではもう40年にもわたり実施していたという衝撃の真実。究極の自由と責任をこどもたちに与えたとんでもない教育なのです。説明しますと、関わる大人はこどもに全信頼をおいていて、こどもがやりたい!と思ったことは丸一日でも何年でも、とことんできるというものです。大人たちがこどもにあれこれ「教える」なんてことは一切なく、義務教育でいう休み時間が延々と続いているような、そんな場所なのです。なのでカリキュラムは一切ありません。掛け算や漢字、読み書きもありません。え!読み書きができないなんて社会で生きていけないんじゃないか、そう思う人もたくさんいるかもしれませんが、とんでもない。彼らは自分にそれが必要だと思った時に学ぶのです。遅かれ早かれ、ここに通っているこどもたちはみんなできるようになります。こどもだけじゃなく、大人だってそうなんじゃないでしょうか。それが人間の究極の自然体の状態であり、究極の成長期なのです。大人がつべこべと指示をしたりしないこの教育では、すべての物事(学校の運営やトラブルやお金のことやカリキュラムのことまで)をこどもたちが決めます。もちろん、そのスクールのスタッフも一緒になって考えますが。なので別名、デモクラティックスクールと呼ばれたりもします。なぜならすべてのこどもに学校を動かす権利が与えられているからです。

こどもに全信頼をおく…これは考えれば考えるほどものすごいことです。こっちの方がいいんじゃないだろうか、効率がいいんじゃないか…といつだって教えたくて教えたくてたまりません。でもそれは彼らには全く不要なことだということを学ばなければなりません。なぜなら、彼らは自分に必要な時に必要なだけ必要なことを学ぶからです。一般的には知っていた方が…とか、そんなこととは無縁なのです。いやはや、信じられないことがサドベリー教育では起こっているわけです。

さてこのような自分で選んだ道を全力で、遊びながら過ごしたこどもたちはどんな人になるでしょう?

クリエイティブなこどもになるのです!答えはひとつじゃない!想像力豊かで、自分にいつも向き合える…そんな人になるのです。

すべての人間は創造的なのです
教育がそれを引き出すことも押し込めることもできる

わたしは常々、ブログを綴りながら考えていました。創造性溢れるこども(アーティスト)を育てたい!と。そう、すべての人間は創造的なのであれば、すべての人間はまぎれもなくアーティストなのです!随分と前に「アートってなに?アーティストってなに?」で書きましたが、アートは特別なものではないのです。ただの表現なのです。そしてそのただの表現は、すべての地球上の人間が生きながら、自然にやっていることなのです。

自由に生きるということ、そんなタフなことが人間にできるのだろうか…自分もそんな生き方を目指す身として、もしかしたら不可能なんじゃないか…心の中でもやもやもしていました。でもこんな教育の環境の中で育ったこどもたちは100%自由な人生でしょう。もちろん、すべては自分自らがしてきた選択です。責任もすべて自分にあります。勉強をこどもの頃にしない、という選択をしたこどもが大きくなった時にお医者さんになりたい!と思ったら、20歳でも30歳でも40歳でも50歳でもなれるように勉強を始めないといけません。一般的にみると、まぁ50歳になってから「苦労」をするんですね…と取られそうですが、彼らにとっては「苦労」だなんてこれっぽっちも感じないでしょう。ただ自分に今必要なことをする、ただそれだけのことなのです。

NO IDEA!の世界です。わたしの世界がまた一つ広がったのでした。しかもその世界は希望の光に満ち溢れたすばらしい世界でした。

わたしは決めたんです!

わたしもそんな場所を作りたい!

思い立ったら即行動です。はい、実はもうすぐ一軒家にお引越しです!駅から10分の好立地でなんと巨大な畑がついているんですよ〜!(写真の草ぼうぼうが自慢の畑です♪笑)もうこれは神様がやれ!といっているんだとしか思えない素敵な物件を、サドベリー教育を知った次の日に見つけてしまったのです。ここで自分なりのスクールを始めちゃおうと思い、思いきって借りちゃいました。
もちろん、今している様々な仕事を急にやめてみなさんに迷惑もかけられないので、ひとまずはその仕事を落ち着けてから^^; でも今年中にはかならずや〜オープンさせますよ!!!!

わーすごい!普段は数時間かかるブログを今日はものの30分で書き上げました。よっぽど興奮しているようです。笑 サドベリー教育についてもっと知りたい方は、この本『「生きる力」の強い子を育てる』を読むとわかりやすくて面白いですよ〜

では、また!Seeya!!!